てっチャンネルのブログ

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これからのシナリオ(将棋)

どもー、おっさんです。桜も蕾を膨らませ、開花も今か今かという今日この頃。今日の博多は15℃ですが、来週20℃を超える予報です。

 

昨日、将棋界において、我らが藤井聡太竜王が所属する、B級1組の一斉対局がありまして、藤井聡太竜王は強敵 佐々木勇気七段との対戦でしたが、序盤はリードを許したものの、終わってみれば、90手で藤井聡太竜王の勝ちとなり、来期(4月〜プロ6年目)は最高峰クラスである、A級への昇級が決定しましたね。そして、5年連続勝率8割超えも確定しました。

 

これは史上2番目の速さなんですが、1位はかの、加藤一二三九段(1239段ではない、名前がひふみとなんともおしゃれ)ですが、目指すところは、谷川浩司九段の持つ、21歳2ヶ月。

 

A級で1年間の戦績が1位となれば、4月〜6月の名人戦七番勝負の挑戦者となり、四勝した時点で「名人位」を獲得します。ストレートで四勝しても、20歳9ヶ月となり、またもや最年少名人の更新で、最後のチャンスです。

 

神様はここまで描いているのではないでしょうか?

 

名人戦」がこれほど話題になる理由は、まず、一番古い棋戦であること。そして名人挑戦には最低でも5年かかると言うこと。他の棋戦では、誰しも(女流棋士も含め)ワンチャンありますが、名人戦順位戦においては、上から、A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組、フリークラスの6階級があり、プロ入り後すぐにC級2組に編入されます。

 

そして、1年間の戦績によって、昇級、降級が決まります。フリークラスに降級すると、10年以内にC級2組に昇級できなければ「引退」となる厳しい「掟」があります。

 

藤井聡太竜王の場合、C級2組から1組へは一期抜けでしたが、C級1組からB級2組へは一期抜けできませんでした。この時の戦績が九勝一敗という好成績だったにも関わらず、です。これは、昇級人数が決まっており、クラス毎に順位も決まっていて、同じ九勝一敗同士でも、この順位によって「頭ハネ」という現象が起きるからです。翌年は全勝でB級2組へ昇級、B級1組(今年度)は、A級からの降級者2名、B級2組からの昇級者3名という勢いのある棋士が集まるクラスなので、「鬼の棲家」と言われる過酷なクラスですが、十勝二敗の戦績で、辛くも最終局で昇級を決めました。

 

巷では、藤井聡太竜王がやっとこA級にたどり着いた、というよりも、順位戦がやっとこ藤井聡太に追いついた、との見方が大半です。そりゃあそうですよね、すでに五冠ですから。

 

これからのシナリオというのは、現在保持しているタイトルは全て防衛した上で、今年9月の「王座戦」に出場、奪取。そして来年2月の「棋王戦」に出場、奪取(ここで、史上2人目の七冠 & 史上最年少七冠の誕生の記録)。そして、A級を勝ち抜き、来年4月の「名人戦」に出場、奪取。史上初となる八冠制覇に史上最年少名人の誕生の記録、とこれからの20年間将棋界の第一人者として君臨し続ける、というおっさんの妄想が実現するのです(…多分)。

 

現在、タイトル戦出場7回。そのうち勝利7回。すなわち勝率10割。今年度から、棋士所得番付でも1位(億越え)、おっさんを嫁にしてくれんかな…それじゃあまた、バッハッハーイ