てっチャンネルのブログ

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ダブル防衛

どもー、おっさんです。8月に入ってからずーっと雨、雨、雨。まるで八代亜紀の呪いかのような天候が続いてますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、昨日、藤井聡太くんの「王位」戦第五局が行われ、見事勝利を納めました。7月の「棋聖」戦では将棋界序列第一位の渡辺明名人王将棋王三冠の挑戦を3勝0敗で下し、今度は序列2位の豊島将之竜王叡王二冠の挑戦を4勝1敗で下し、最低でも二冠は保持できました。

 

現在、藤井二冠は「叡王」戦も番勝負で戦っており、2勝2敗の五分で、来月13日の第5戦で勝てば、なんと、10代初の三冠でしかも、最年少三冠の記録更新になります。

 

また、将棋界最高峰の「竜王」戦でも、挑戦者決定3番勝負を行なっており、8月30日の第二局に勝てば、豊島将之竜王への挑戦権を得、王位戦叡王戦に続く3度目の番勝負対決と相成ります。

 

次の叡王戦に勝てば、三冠、竜王戦にも勝てば年内四冠です。

 

また年明けになりますが、王将戦の決勝リーグ、棋王戦のトーナメントにも生き残ってますから、年度内六冠の可能性もあるという状況です。豊島将之竜王には、王位戦が始まった段階で、公式戦1勝6敗だったのが、王位戦叡王戦で勝ちまくり、7勝9敗まで追い上げて来ました。

 

王将、棋王をもつ渡辺明三冠には昨年からの成績が6勝1敗と相性は良く、ひょっとしたらひょっとするかも…

 

残るは「王座」、「名人」位だけですが、王座は決勝トーナメントで敗れ、また来年挑戦。名人はまだ資格なし。資格というのは、「順位戦」というものがあり、A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組、フリークラスと6段階に分かれ、各棋士はどれかに属し、各クラスで1年間を通して戦います。大体はC級2組から始まり、A級を目指し、A級で1位になった棋士が名人に挑戦する決まりです。他は全員にチャンスはありますが、名人位だけは最低でも5年かかります。藤井二冠は現在B級1組で、現在1敗しており、1敗のままであれば来年やっとA級に昇級し、1位になって初めて名人挑戦の運びになります。ですから早くても再来年になります。来年、王座を獲得し、他のタイトルを獲得防衛すれば、再来年、藤井八冠のニュースが全国を走り抜けるでしょう。

 

八冠保持は誰も成し得ていません。羽生善治九段が国民栄誉賞をとった時は「全冠達成」だったのですが、その時「叡王」位がなかったのです(叡王位は3年前に新設)。

 

渡辺明名人は現在37歳、豊島将之竜王は31歳。藤井聡太くんは19歳。年齢的にもこれから10年〜20年後くらいに棋力のピークが来ると考えると末恐ろしいものがありますね。ちなみに羽生善治九段が羽生七冠となったのは25歳の時でした。

 

棋士というのは誰しも将棋の「天才」なのに、その天才たちに「天才」と呼ばれる藤井聡太くん。もう何が何やら…

 

これから「歴史が変わる瞬間」を見せてくれる藤井聡太くんを陰ながら応援していきたいです。それじゃあまた、バッハッハーイ