どもー、おっさんです。皆さん、いろはにほへとが文章ってご存知ですか?今日はちょっと文学的な話を。
「あ」から始まり、「ん」で終わる五十音は単なる文字の羅列で、覚えるのは簡単ですが、「いろはにほへと」は全部言える方ってそう多くはないと思います。ザッと書いていくと、
いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむういのおくやまけふこえてあさきゆめみしえいもせす(ん)
となりますが、なんのこっちゃ?ですよね。これを文毎に区切っていきますと、
いろはにほへと
ちりぬるを
よたれそつねならむ
ういのおくやま
けふこえて
えいもせす(ん)
これで、何となく見えてきました。次に漢字を当てはめてみると、
色は匂えど
散り塗るを
世誰ぞ常ならむ
有為の奥山
今日越えて
浅き夢見し
酔いもせず(ん)
となるわけです。同じ文字を使わずに文章を作れるのは凄いことだと素直に思います。作者は「空海」とも言われているみたいですが、詳しくはわかりません。実はこれ、おっさんが数十年前の大学受験の時に覚えたもんなんですね。入試に出るかは別として、こういうのを覚えるのは好きでした。
ただ、おっさんがまだおっさんではなかった頃、会社の新年の会議かなんかで、社長から「いろはにほへと全部言える者」と質問があり、50人中手を挙げたのがおっさんだけで、唯一、お年玉を頂きましたね。芸は身を助く、と言いますが、まあ、知らないより、知ってた方が良い、というお話でした。
それじゃあまた、バッハッハーイ